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1.はじめに
 
よく見かけたり、耳にしたりするけど、なかなか使いこなせないのがこの“as”。
“As”とはいったい、何だろう。ここからはじめよう。
 
まずASについていくつかのことをおさらいしましょう:
 
As は機能的に見ると「接続詞」のカテゴリーに入る。
・厳密に言うと、文の中では「指示副詞」・「関係代名詞」・
「前置詞」の役割をも持っている。
 
・As は接続詞なので、節(clause)と節を繋げる(join)。
 
・節と節を繋げてくれる、つまり、それらの間に生じる関係を導いてくれる。
 
・As は様々な重要構文をつくる。
 
これらのことを踏まえて、Asの導き出す関係を見て行きましょう。
そして、重要な構文をいくつか勉強してみよう。
 
 
2.「接続詞」(conjunction)としての“AS”
 
A)「原因・理由」の関係を作る 「AS=BECAUSE」
 
・Asを ~だから、~故に の意味で使うことが出来る。
 
・この場合は、しばしば、ASは節のあたまに来る。
 
EG: As you were in a hurry, I didn’t talk to you this morning.
(今朝あなたは急いでいたので、声を掛けなかったんだ)
 
As I became adult, I stop doing silly things.
(俺に大人になったから、馬鹿なことをするを止めた)
 
**NOTE********************************

上記の例で分かるように、ASの多義性により、意味がはっきりしない場合が
あります。

先ほどの例で言えば、
As I became adultのASは「大人になったから」を表しているのか、
比例(並行)を示す「大人になるにつれて」を表しているのか、はっきりしない。
 
なので、
asは多義なので原因・理由の意を明確に述べるにはbecause、特にsince
好まれる;通例because節は新情報を担うがas節とsince節は旧情報を担う
(ジーニアス英和大辞典、より)
 
また、
becauseはwhy? に対して直接の理由を示し、asは間接に付帯状況を述べる
場合に用い、sinceは推論の根拠を示して文語的である。”
(リーダズ英和辞典、より)
 
つまり、理由を述べるときには基本的にbecauseを用いますが、理由そのものが
文の中で一番伝えたいことではない場合は、若しくは、理由は既に分かっている
場合には、これらのasやsinceを使います。
 
上記の例に戻ってみれば、「大人になったから」と言う理由よりは、
「馬鹿なことをするのを止めた」が情報として、中心的な位置をもつ。
この場合、asを用いることによって、[became adult]<[stop doing silly things]の
関係を表すことが出来る。
 
この逆の意味を表現したい場合は、becauseを用いて、
I stop doing silly things because I became adultと文を作ればいいのです。
この新しい文を見ると[became adult]>[stop doing silly things]の関係を
表していることが分かる。
 
***************************************
 

B)「時・比例・並行」の関係を作る 「AS=WHEN」「AS=WHILE」
 
・ASは~する時、~しながら、~していた時に、などの時間的要素を表すことが
できる。Asを用いると、時間的同時性の性質が色濃く表現されるのがこのasの特徴。
 
・出来事には、ある程度長く続くものと、短時間しか行われないものがあります。
このasは特に、短時間の出来事の同時性を表現するときに用いたりします。
 
EG: I saw her as I got out of the car.
(車から降りたときに彼女を見かけた)
 
As they turned on the music , everybody started dancing.
(音楽が流れ始めたとたん、皆踊り始めた)
 
 
・ある程度の時間続いていた出来事が起こっていた時に別の出来事が発生したことを
as使って表現できます。
 
EG: As I was walking around the park, a ball thrown by one kid just hit me.
(公園を散歩していた時に、一人の子供が投げたボールがちょうど僕に当たったんだ)
 
They arrieved as I was having my dinner.
(夕飯を食べていた時に彼らが来た)
 
 
・~をするにつれて、~と並行しての意味を表します。
 
EG: As the days went on, the pain eased and eventually passed off.
(日がたつにつれて、痛みはやわらいでいって、最終的には無くなった。
 
The number of peolple in the beach diminished as the wind became strong,
(風が強くなるにつれて、海で遊ぶ人の数は減って行った。
 
 
***NOTE********************************
 
Asはwhileやwhenと同じように用いることが出来るが、完全に代わりの役割が
出来ない場合があります。
 
・二つの出来事が両方とも長い時間続いている場合、それらをつなぐのは通常、
whileを使います。
EG: I will prepare the salad while you are doing the dishes.
(あなたが皿を片付けている間、私はサラダを準備する)
 
過去形でも同じです:
I prepared the salad while you were doing the dishes.
(あなたが皿を片付けていた間、私はサラダを準備した)
 
 
・出来事の時間的長さとは関係なく、その二つの出来事に接点がない場合は、
As は when の代わりは出来ない。
 
“…出来事が独立性を持つ場合、whenはasと交換できない:I’ll call you when
I’ve finished the work. 仕事を終えたらお電話します/ When I arrieved at the starion,
the train had already left. 駅に着いたら列車はもう出ていました。"
(ジーニアス英和大辞典、より)
 
**************************************
 
 
C)「比較」の関係を作る 「AS=LIKE」
 
・Asを使って、二つのものが同じであることを表すことが出来る。
 
・Asは~のように、~のようであるの関係を作る。
 
EG: You should do the same as I do, OK?
(私のすることをそのままそっくりするんだ、分かった?)
 
You talk as your father used to do.
(君は君の父親のように話す)
 
The furniture section is in bargain on Fridays, as on Saturdays, too.
(家具コーナーは金曜日、そして土曜日も、バーゲンしている)
 
*****NOTE*****************************
 
・AsはLikeと同じように用いられますが、asは接続詞であり、likeは前置詞である。
 
前置詞は「名詞」・「代名詞」の前に来る。
              接続詞は「節」・「前置詞句」の前に来る。
 
これから分かるように、
 
You talk as your father used to do は問題ないが、
You talk as your father とすることが出来ない。
 
As の後に「your father」と言う代名詞+名詞を置くことは出来ないためである。
この場合、前置詞の「Like」を使います。
 
You talk LIKE your father.
These birds fly LIKE the wind.
 
**************************************
 
次回もASの話を続けます。
See ya!
 
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自己紹介:
言葉は魅力と不思議で満ちている。そんな「言葉」を好きにならずして、理解することは不可能だ。まずはことばと付き合ってみよう!一緒に時間を過ごし、一緒に戯れてみよう。愛の世界でも、言葉の世界でも同じだ:近道など存在しない。じっくりと、焦らず、日ごろから付き合っていく。言葉を知り、言葉を好きになり、そして恋心を抱いて行く。これこそが言葉をマスターする一番の近道だ。
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